香炉灰平滑化用品を3Dプリント

香炉灰平滑化用品を3Dプリント

本日はコアな仏具用品の話

もうすぐお盆、そして来月には秋季お彼岸もありますので、本日は仏具関連のビジネスブログにしてみたいと思います。

皆さんも一度は見たことがあるかと思います仏壇などにある香炉、当たり前ですが線香をたけばたくほど、灰が溜まっていきます。灰の山でモリモリした感じになります。

線香を立てる場合にはこれで問題ないのですが、線香を寝かせる場合、この状況だと途中で線香が消えたり、場合によっては最初から燃えないことがあります。そこで香炉の中の灰を押しつぶして転圧して平滑化するのですが、平滑化する道具が一般的に販売されていないのです。

incense_burner_ash_smoothing_item_02

無いなら作っちゃえばいい

incense_burner_ash_smoothing_item_03

無いものを作ることができるのがデジタルファブリケーションの醍醐味です。早速SolidWorksで香炉灰平滑化道具をデザインしてみました。

親指と人差指でつまんで使えるように持ちやすい取っ手にしつつ、灰を押さえつける部分はフラットにしてあります。

incense_burner_ash_smoothing_item_04

香炉には様々なサイズがあるため、φ40mm、φ50mm、φ60mm、φ70mm、φ80mm、φ90mmの6種類を作りましたが、弊社の場合最大φ200mmまで製作可能です。

使い心地良し

incense_burner_ash_smoothing_item_01
incense_burner_ash_smoothing_item_05
incense_burner_ash_smoothing_item_06
incense_burner_ash_smoothing_item_07

使用済みの香炉灰をそのまま潰してもきれいになりますが、空の香炉に新しい灰を入れた場合でも、灰に転圧を加えて平にすることができます。

線香を寝かせる時だけではなく、立てるときも、締め固められた灰は安定して立てることができます。

お線香ケースも好評発売中

お線香繋がりですが、弊社のプライベートブランドの1つである「ありばこ」からリリースされているお線香ケースが去年から好評発売中です。

incense_burner_ash_smoothing_item_08

そして仏具つながりでもう一つ。密教で使用する仏具ケース各種を製作しました。仏具は基本的に真鍮製ですので、持ち運ぶ際には緩衝材による梱包が必要ですが、専用ケースがあれば、仏器まわりがプラスチックで覆われているため、梱包の必要がなく、とても重宝しております。ジュラルミンケースの中に入れて仏器を持ち運ぶことができますが、かなり重たいのです。