スプレーガン用手元圧力レギュレーター導入

スプレーガン用手元圧力レギュレーター導入

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プロなら必須!手元圧力レギュレーター

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前回のF55超小型スプレーガン導入ブログでも少し触れましたが、F55を導入すると同時に手元圧力レギュレーターを各スプレーガンに取り付けました。導入前はコンプレッサーに付いている圧力レギュレーターで圧力調整を行っていいました、それに加え明治F-ZERO TypeBの空気圧調整ねじは塗装中や段取り中に勝手に回ってしまうことがあり、知らない間に空気圧が上下することが多々ありました、安定した空気圧の調整が手元でできれば非常に便利ですので、手元圧力レギュレーター導入に至ったわけです。手元圧力レギュレーターがあれば、手元スプレーガンの空気圧調整ねじは常に全開にしておけますので、勝手に回ったとしてもある程度のバッファがあるので安心です。

圧力計の位置

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取り付けの際に迷ったのが圧力計の向きです。YouTubeで塗装動画を見ると、ガンに対して後方か90度回転させて親指側の2パターンがあり、試しに後方で圧力計を取り付けてガンを持ってみると、圧力計は手首に当たってしまい邪魔で塗装し辛かったため、90度回転させて親指側で再固定しました。空気圧は基本的にガンを握って空気を出した状態で調整するため、親指側に圧力計があると見やすいですし、圧力調整ダイヤルも回しやすいです。しかもこの圧力調整ダイヤルはロック機構がついているので、勝手に回ることもありません。狙いの圧力を常にキープしてくれるので非常に塗装しやすいです。

ツールチェンジが超絶楽に!

手元圧力レギュレーターがあることにより、スプレーガンとエアーガンの切り替えがスムーズで楽になりました。エアーガンはコンプレッサーの最高圧力である0.8MPaで使いたいのに対して、スプレーガンは0.1~0.25Mpaくらいの圧力を使用します。手元圧力レギュレーターが無いときは、エアーガンとスプレーガンを切り替える度に、コンプレッサー側の調整しにくいエアーレギュレーターで調整しなければなりませんでしたが、手元圧力レギュレーターはスプレーガン側に固定されて常に設定された圧力になるため、コンプレッサー側のレギュレーターは常に全開状態でOKになります。ゆえに、カプラーの抜き差しだけで、エアーガンとスプレーガンの切り替えができるようになりました。これは非常に便利です!エアーガンで塗装中に、エアーブローしてホコリを飛ばしたい時は多々あるもので、そんな時でもカプラーの抜き差しだけで簡単にツールチェンジができます。コンプレッサー側の出口を二股分岐させれば、切り替える必要もないのですが、途中に設置している水分除去フィルターの配置の関係上、スプレーガンとエアーガンを抜き差しして切り替えています。

圧力調整が超絶楽に!

次に、手元圧力レギュレーターの圧力調整ダイヤルの使いやすさです。以前使用していた旧型のコンプレッサーに付いてたエアーレギュレーターのダイヤルは、回してもそれに対するレスポンスが遅過ぎで、圧力を下げようとすると、下がりすぎたり、逆に上げようとすると、上がりすぎてしまったり、非常に使いにくいダイヤルでしたが、この明治機械製作所の手元圧力レギュレーターは、回すダイヤルに対してクイックに針が合致してくれるので、圧力調整が非常に楽になりました。特にスプレーガンの圧力調整は、トリガーを引いて空気を出した状態で調整するため、ダイヤル回転に対する針のレスポンスは重要です。そしてこのダイヤルにはロック機構が付いているので、塗装中に手が触れても勝手に回ることがないのも嬉しいポイントです。ちなみにスプレーガン本体についている圧力調整ネジは重みがなくちょっと触れただけでも回転してしまうため、これまで何度もエアー圧が狂いました。

そして何よりもプロっぽいヴィジュアル

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塗装を学習する上で様々なYouTube動画を見ましたが、プロの塗装屋さんは皆さん必ず手元圧力レギュレーターをスプレーガンに取り付けて塗装を行っております。中には水分除去フィルター付きレギュレーターを合体させている方もチラホラ。スプレーガンだけでもプロっぽいのですが、そこにメカメカしいアナログの圧力計があることにより更にプロツール感が増します。見た目がプロっぽくなるだけでなく、確実に作業効率が良くなっているので、導入して正解でした。
明治機械製作所では最近アナログではなくデジタルの手元圧力レギュレーターもリリースしており、デジタルはそれで便利そうですが、弊社の使用条件においてはアナログで十分ですので、アナログ版を選びました。