3Dプリンター用フィラメントのホワイト色とナチュラル色の違い

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去年辺りから頻繁に使い始めているナチュラル色フィラメント、その色合いはベージュに近くむしろ白に近い感じですが、完全な白ではありません。そして先日ホワイト色フィラメントを取り寄せて比較してみましたが、フィラメントの状態では微差にしか感じられない色味です。どちらも同じメーカーのフィラメントであるせいもあり、パット見同じ色にしか見えません。

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では実際に3Dプリントしてみるとどうなるのか、弊社のプライベートブランドLin-Designから販売している神具「瓶子」を試しに3Dプリントしてみました。
写真ではわかりにくいのですが、フィラメントの時とは違い色の差がハッキリ出ました。
感覚的にはナチュラル色に白い顔料を多めに混ぜているのがホワイトで、顔料が多めなので3Dプリントの条件も変わってきます。ホワイトは流動性が悪く、温度は高めに設定し送り速度を下げて3Dプリントしなければ、意図した密度になりませんでした。弊社ではナチュラル色に対しては230℃、ホワイト色に対しては240℃で3Dプリントして成功しております。
ホワイト色はRGBで255の完全な白ではなく、ほんの僅かベージュ寄りな感じです。色味はメーカーによって異なるので、他のメーカーにはもっと白い物もあるかもしれません。
ちなみに顔料が多いというのはあくまでも感覚的判断ですので、実際顔料が多いかどうかは不明です。
以上のように、3Dプリンター用のフィラメントはメーカーから公表されている色と、自分が期待している期待色と、実際3Dプリントした色というのはそれぞれ差があります。それを考慮して3Dプリンター用のフィラメントを選んでみると良いかもしれません。