よく見かける電気のスイッチ。これってなぜ白しかないのでしょうか?
特にPanasonic社製は白しかありません。神保電器社製であれば黒やグレーのラインナップはありますが、この凄く高価な製品です。
安価で白以外のスイッチ及びスイッチパネルってないのでしょうか?
そこで弊社は3D-CAD(SolidWorks)と熱溶解積層法3Dプリンターのを使って、白以外のスイッチパネル及びスイッチ製作に挑戦してみました。
いつものようにSolidWorksを使って3分モデリング。今回はSolidWorksを使いましたが、無料の3D-CADでも簡単にモデリングできるような単純な形状です。
現状のスイッチカバーの寸法を採寸し上からかぶせるタイプにして簡単な構造を採用しています。
早速3Dプリントしてみました。現在カプトンテープが傷だらけなのでその傷がそのまま表面に転写されておりますが、後日再3Dプリントするために新しいカプトンテープをオーダー済み。
代表田村が黒好きということで今回は黒で3Dプリントしていますが、基本的にはフィラメントの色ラインナップの数だけ3Dプリント可能です。
こちらはスイッチぼ部分、スイッチが小さいためFDMには不向きなのですが、形は悪いながらもとりあえず3Dプリントはできました。
エクストルーダの径と積層ピッチで調整できるはずなのですが、MF-1050の場合これらを細かくすると造形が安定しないため、今はこれで我慢。来年の二月にGenkeiさんの3Dプリンターを導入したら改めて綺麗なスイッチを3Dプリントしたいと思います。
まずスイッチの化粧パネルを外します。これはスイッチ上のクリアトップを外すためです。
クリアトップを外してスイッチだけまずははめ込みます。スイッチはカバーで盛り上がる分厚めにモデリングしてあります。
スイッチパネルを上からはめ込みます。造形目が綺麗に浮かび上がります。
オリジナルスイッチパネルの完成です。今回は2スイッチタイプでしたが、1スイッチタイプや3スイッチタイプなど色々応用することができます。
横から見ると表面の艶感がわかります。
スイッチに穴を開けておりますので、消灯時のホタルも活きております。
ちょっと黒すぎる感もありますので、もしかしたらスイッチだけグレーで作ってみてもマッチするかもしれません。