3Dプリンター✕DIYシリーズ、今回は家の中の窓枠を3Dプリンターを使ってカスタマイズしてみました。
対象はフィックス窓という固定タイプの窓です。
まずはパーツのモデリングです。先のキャットウォークモデリングもそうでしたが建具関係はそれほど精度が高くないため、同じように見えても左右対称にパーツを製作することはできません。なので窓枠すべてを採寸しその場所だけのオンリーワンパーツを次々とモデリングしていきます。
複数3Dプリントするパーツもあるため、実際3Dプリントするパーツ点数はこれの数倍になります。
(使用ソフト:SolidWorks)
こんな感じで造形テーブルいっぱいにパーツを並べて3Dプリントを進めます。そんなこんなで年明け早々からフル稼働で動き続けた3Dプリンターでした。
まずは窓枠の下にある板の端を覆うカバーを装着。
次に窓枠本体にとりかかります。これはまだ何も無い状態の窓枠角。
そこに3Dプリンターで製作したパーツをはめ込みます。造形品の精度は良いので採寸さえ間違えなければシックリはまります。
仕事の合間に3Dプリンターの送りをかけて、次々と3Dプリント品をはめていきます。若干建設現場のようになっていますね(笑)とにかく採寸に気を使いながら窓枠に組み込んでいきます。
そしてついに完成した黒い窓枠。元々は白かった窓枠が見事に変身ました。
写真では伝わりにくいのですが、3Dプリント品の表面がとても綺麗でピカピカしております。
今回は黒フィラメントで窓枠カバーを作りましたが、フィラメントの色ラインナップは十数種類ありますのでお好みの色にカスタマイズすることができますし、窓枠カバーですので元に戻そうと思えば取り外してもとに戻すことも可能です。
このカバーも無料の3D-CADで簡単にモデリングできる程度の簡単な形状です。是非皆さんも挑戦してみてはいかがでしょうか?