連日本ブログで報告させて頂いております医療系検査機器の開発ですが、ついに試作品の3Dプリントが完了しました。
とは言ってもあくまで試作第1弾ということで、このモデルで試験を行い改良点を洗い出してバージョンアップしていく予定です。
素材はナイロン樹脂の白を使いました。初回のテストモデルとしては上出来です。
3Dプリント造形品で不足がちになる強度もリブを適所に入れて補強し実際に使っても全く問題ない仕様となっております。
ビス穴やタップの下穴なども忠実に再現されており、基板や液晶ディスプレー、キースイッチの取り付けも問題なく行えます。
表面はプライマー塗料でコーティングした後、色塗料を吹き付けて色付けしていく予定です。
まだ試作モデル第1弾ですので塗装までは進みませんが、時期モデルからは塗装を行い実際の医療現場で使えるレベルまで持っていく予定です。
組み合わせた感じです。緩やかな勾配になればなるほど等高線は目立ちますが、3Dプリント造形品の場合はこの等高線は一種のデザインシボとして捉えて頂けると造形者としては嬉しいです。
この後モデルをクライアント様に見て頂き、内部に入る基板等を組み込み実際の使用感をテストします。