最近は各社からヘッドマウントディスプレイが発表されており、それに対応するコンテンツ作りが急がれております。
本格的なものであればUnity等の開発環境で優れたアプリケーションを開発し世の中にリリースできますが、それには莫大な時間と労力がかかります。
なんとか自分たちでも気軽にヘッドマウントディスプレイに対応した映像コンテンツを作れないか?考えた時に必要になってくるのが現在開発中のステレオカメラアダプターです。
このアダプターはスマートフォンに対するアダプターであり、スマートフォンのカメラ機能を使うことにより副眼視したステレオ状態で静止画及び動画を撮影することを可能にしております。
まだ試作段階で課題は色々とありますが、現在株式会社ルクラ様からのご依頼で、試作品の3Dプリント作業を行っております。
以前は3Dテレビの関係で、複眼レンズの3Dデジタルカメラも何社からか発売されておりました。しかし3Dテレビが衰退していくとともにその姿は消えて、今では売られなくなってしまいました。
私は3Dテレビが流行らないことは最初から予測できておりました。テレビは顔に何かを付けて見るものではない、メーカーはそんな当たり前の事もわからず3Dテレビを市場に投入していました。
ヘッドマウントディスプレイは同じかというと、全く逆で、ヘッドマウントというのは最初から顔に何かを付けて行うという目的があります。ですのでこの方式は廃れるどころかこれからどんどんその市場規模が拡大されることでしょう。
身近にあるスマートフォンを使って、気軽に誰でもヘッドマウントディスプレイに対応したコンテンツを作れるように、弊社も協力できればと思います。