現在デザインを進めております、医療系機器の現状品を取引先病院にて確認してきました。
ネット上のカタログに掲載されていたものとは形が若干異なり、キースイッチも長年の使用で摩耗しております。
裏のシリアルを見てみると1989年(昭和64年)製でした。
検査技師の方に実際の使用方法を教わり、説明書を借りようと思ったのですが、さすが25年前の製品だけあって、説明書は存在しませんでした。
この旧デザインを単に新しく刷新れば良いというものではありません。25年前と今ではパソコンの性能も違えばインターフェイスも異なります。
そして実際にこの検査機器を使用している検査技師さんのご意見やご要望を聞き、改善点があれば改善を検討しなければなりません。
病院から会社へ戻り数日のうちに基本骨格をデザインしました。この基本骨格をもとに付随するパーツなどもデザインしていきます。
写真では表側しか見えませんが、裏側もシッカリ設計されております。3Dプリンターの特徴や精度を熟知していないとクリアランスや強度の設計ができません。
弊社は数多くの造形案件をこなしておりこれまでのノウハウを活かして設計できる強みがございます。
同じタイミングで注文していた細かな部品が届きましたので、この後は詳細設計に入っていきます。