(SolidWorksによってデザインされた医療関係機器)
最近弊社で力を入れてデザインしておりますのが、病院の検査科で使用する機器です。
弊社は通常3Dプリントによる試作開発案件を数多くこなしていますが、開発案件であるがゆえにそのデザインやモデルをビジネスブログや弊社ホームページで公開できない場合が9割以上を占めております。
しかし今回は意匠関係の手続きも完了し、クライアント様から公開の許可を頂くことができたので、本ブログで紹介したいと思います。
従来機は30年前のデザインで、現代では使われなくなったサーマルプリンター(感熱紙プリンター)が付いていて、逆に現代に必要なUSB、LAN、Bluetooth、Wi-Fiなんてものは皆無です。
これが面白いことに現在でもリニューアルされること無く販売されております。
これをロングセラーというか、売れていなくて金型代を償却できていないかは、みなさんのご想像にお任せします。
つまり、新型にリニューアルしたとしても売れる台数は限られており、金型を作る価値は見いだせません。
そこで現代の3Dプリンターによるものづくりを取り入れて、弊社のデザイン力と製品設計ノウハウを組み込んで、全く新しいモデルを開発しようと考えました。
金型を意識しないデザインは、デザインの幅を物凄く広げることができます。特に最近の光造形技術の進歩によって、成形品レベルのプラスチック製品が光造形でも実現可能です。しかも低価格。まさにものづくり革命ですね。
おかげさまで弊社のようなベンチャー企業でも、非常に参入障壁が高い医療分野のデザインにも挑戦できております。これは3Dプリンターと3D-CADの恩恵と言えます。
弊社のデザイナーはこれまで数多くの電子機械筐体をデザインしてきました。
そして弊社の強みは何と言ってもハードウェア開発者とソフトウェア開発者が揃っているということ。そして実際に使用するお客様の現場へ出入りできること。これは物凄いアドバンテージです。弊社のスタイルはお客様の生の声を活かして製品開発を行うこと、それが他社に真似できない仕様の製品を作ることができると確信しているからです。
もし開発したいハードウェアなどございましたら是非一度弊社㈱札幌立体データサービスにご相談ください。皆様の理想のカタチに弊社の製品開発ノウハウを付加して売れる製品開発をサポート致します。
開発の詳細は別途ビジネスブログにて紹介する予定です。そして試作品の発表は来月の北洋銀行ものづくりテクノフェアを予定しております。
ご期待くださいませ。