前回書きましたように、使用する部品が揃った段階で、全体的なデザインを検討します。
使いやすさは実際に頭の中で使っている風景を想像しながらシミュレーションします。
3Dプリントしてプリンターによる製品製作であるため、大量生産性は特に意識の必要がありません。その分3Dデザインの自由度は増します。
色使い、視認性、キースイッチの使い勝手、内部部品の固定方法など検討項目は数多くあります。
とにかくラフスケッチの中に色々なことをごちゃごちゃ書き込みます。
ラフデザインができましたら簡易的にモデリングを行います。
3D-CADであるSolidWorksを使い、実寸台の大きさでモデリングしていきます。
モデリングを進めるとラフスケッチでは気が付かなかった問題など色々と浮き出てきます。
そんな問題を1つづつ解決していくのが楽しみでもあります。これまで数多くの電子機器の筐体をデザインしてきた経験が活かされます。