塗装環境大幅改善!塗装ブース更新LARGEブラック導入

塗装環境大幅改善!塗装ブース更新LARGEブラック導入

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塗装ブース変更の経緯

弊社が塗装作業を開始して4年が経過、当初は0.3mmや0.5mmの小型ハンドピースを駆使して様々な物を塗装してきましたが、最近は1.6mmのスプレーガン塗装を行う機会が増え、先日スプレーガンでプラサフを吹いたときに、あまりにも室内の換気が遅く、防毒マスクへのダメージも大きことがわかり、使用していたタミヤのペインティングブースツインファンでは、力不足すぎることを改めて実感。スプレーガン塗装を行う時は仕方がないと諦めていましたが、作業者の健康や防毒マスクフィルターのコストを考えると、もっと排気量の多い塗装ブースが必須となります。SNS動画で色々なレビューを見ているときに、目に止まったのが、ホビツーさんがメルカリ限定で販売しているLARGEという塗装ブース。

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たままたチャンネル登録している塗装系YouTuberがこの塗装ブースの紹介をしており、調べてみると最近はプラモ系のメーカーが出している塗装ブースよりも、自作系の塗装ブースの方が性能が良く、大型換気扇ファンを組み込むことにより、これまでのメーカー品と桁違いな排気効率を実現させております。その違いは排気ダクトの直径から簡単に推察できます。

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2019年に導入したタミヤペインティングブースツインファン、排気ダクトの直径はφ75mm

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今回導入したLARGE塗装ブースの排気ダクトはφ150mm、直径は2倍になり断面積は4倍になり容積は8倍になり、非常に強力に換気してくれます。

組み立て

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組み立ては非常に簡単で、換気扇が付いた板を取り出し逆方向にして、3本の配線を同じ色同士接続して、板をビスで固定すれば完成。排気ダクトはアルミのフレキシブルダクトφ150mmをホームセンターで購入し、アルミテープで接続するだけです。

排気口の変換

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壁側の排気ですがφ100の排気ダクトをそのまま流用する方式は、前回のタミヤブースの時と同じです。ダクト径が異なるため、専用のアダプターを3D-CADで設計。当初φ100の穴をφ150に拡張工事しようかと思いましたが、工事が大変なので、φ150→φ100に変換するアダプターを作りました。作らなくてもネット上に変換アダプターが何種類か販売されていますが、3Dプリンターで自作したほうが安上がりで、アルミダクトホースに対するクリアランスもギリギリまで攻めることができるので、迷わず自作。

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ダクトホースアダプターの3Dプリント完了しました。サポートが立たないように2分割にしつつ接合面を接着。本当はどちらの部品も黒にする予定でしたが、eSunフィラメントの紙ボビンリールに欠陥がありフィラメントが絡まるトラブルが発生したため、急遽別の白フィラメントを使いました。接着剤で面同士を貼り合わせ、蝦蛄万力で固定し1日放置。

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製作したアダプターを壁に取り付け、アルミダクトホースを接続。アダプターとの接続もアルミテープで接着しました。空気漏れもなく正常に排気が行われております。ホースが棚の中を通るため、棚に物が置けなくなりますが、デッドスペースができないようにLアングルと木の板を使って簡易的な棚を作り、収納効率を良くしました。
アルミダクトホースは3mの長さのもので800円弱でした。

消費電力

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ファン:OFF LED:ON

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ファン:ON弱 LED:ON

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ファン:ON強 LED:ON

消費電力測定の結果、強で使用しても50W程度の消費電力です。音も私的には気にならない程度の音で、キッチンの換気扇の強の音と同じ感じです。

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LARGE塗装ブースの換気扇を作動させてみて、その威力はタミヤのツインファンよりも桁違いに強力です。部屋のドアを締めた状態でファンを回すと、部屋のドアが開きづらくなるくらい強いです。
ちょっと感動したのが、ピカールで金属表面の磨き作業を行うときに、従来防毒マスクをしなければ鼻水地獄だったのが、このファンを使っている時は、ノー防毒マスクで尚且つピカールのニオイすらしない!驚きと感動でした。
ホワイトセメント、灰、研磨作業など、細かい粒子舞うような状況でも、浮遊している粒子がどんどん吸い取られていくのがよく見えます。(黒いボディーなので)
肝心な塗装においてもこれまで部屋中が粉まみれになり、部屋にあるもの全てに粉がつきましたが、この塗装ブースのファンであれば、そんな問題も皆無かと思います。ちなみに使用しているファンは信頼のPanasonic製。
やっと弊社の塗装に見合うスペックの塗装ブースが手に入ったので、今後の作業が楽になりそうです。

塗装ブースLARGEは、メルカリで販売されおり、ホビツーさんページから購入可能です。
https://jp.mercari.com/user/profile/982182013
カラーはブラックとホワイトの二色、ファンあり、ファンなしの選択も可能です。

また、排気ダクトの向きも左右どちらかで選択可能(後方も可能であるがお客様で変更とのこと)なので使用環境に合わせて排気ダクトの向きを選ぶと良いでしょう。

塗装ブースを自作しても良いのですが、設計の手間や時間を考えると、仕事に使用するリソースを犠牲になってしまうので、こうした完成品を買ったほうが断然コスパが良いです。

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そして元々使用していたタミヤのペインティングブースツインファンはヤフオクで売却。7,000円で落札いただきました。4年前に3Dプリンターで製作した排気ホース合流マニホールドや排気ホース7本付き、外観は塗装でかなり汚れておりましたが、売れてくれて良かったです。

追記(2023年12月6日)

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ノズル1.6mmクラスのスプレーガンを使用して塗装を行なっていると、フィルターはすぐに詰まりだします。とは言え強力な吸引力で吸ってくれるため、塗装作業に影響があるレベルではない感じです。特にクリア塗装では、短時間の捨て吹き程度でフィルターは真っ白になってしまうので、本吹きではあえてフィルターレスで作業しつつ、他の塗装のときは必ずフィルターを取り付けます。フィルターに粉が溜まりすぎると、フィルター交換の際に粉が落ちるため、わりと頻繁にフィルター交換は必要かと感じます。
弊社の場合塗装量が、この大きさのファンにしては多いので、すぐにフィルターメンテは必要ですが、以前の吸わないタミヤブースと比較すれば雲泥の差があります。