3Dプリンターを使ってランドリーバケットを使いやすくカスタマイズ

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今回はランドリーバケットを使いやすくするために3Dプリンターで改良パーツを作った話で、写真は自分好みのランドリーバケットを探していた時に偶然見つけた大容量バケット(今回の主役)です。

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写真では伝わりにくいのですが、とても大容量なのです。
しかしここまで大きいランドリーバケットには取っ手も無く、据え置きで使うことが条件となります。

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今回このランドリーバケットを4個購入したのですが、4つも部屋の中に置いてしまうとかなりの面積を奪われ実用的ではありません。かと言って写真のように重ねてしまうと中に洗濯物を入れることができなくなります。
なんとかバケット内部の容積をキープしつつ安定して重ねられないか?

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もし容積をキープしたまま重ねるとこうなります。これでは長手方向の長さの正方形分の面積を取られ、これもコンパクトではありません。

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そこで同じ方向で重ねられて、尚且つ必要な容積はキープできる専用パーツを設計しました。
SolidWorksを使って数分モデリング。デザインの方が時間がかかりました。
家庭用品のカスタマイズでSolidWorksを使うのも贅沢な話ですが、これが最も効率的で高品質な製品を生み出す秘訣です。

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ランドリーバケット1個に対して4個パーツをつけるので16個3Dプリントしました。ちなみにランドリーバケット1個に対して8個…16個…無数付けたりすることも可能ですが、強度テストの結果最低個数である4個で十分でした。

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樹脂はPLAを使い内部充填密度は50%です。

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こんな感じでバケットの最上部と網目部にそれぞれはまります。

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キツくもなく緩くもない絶妙なハマり具合!これは入れた人にしかわからない気持ち良い感覚です(^^♪

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早速重ねてみました。撮影用に衣類は入っていませんが衣類が満タン入っても荷重的には全く問題なし!それなりの高さになりますがとても安定しています。

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本体と同色である、黒で3Dプリントしているため外からは目立ちません。まるで純正オプションパーツかのような雰囲気です。
パーツが付いたことによって衣類が中に入りづらくなることも全くありません。普通通り使えてとても便利で重宝しています。

3D-CADを使いこなせるようになれば自分好みのものをデザインして、3Dプリントは外注でも良いですし、ご自分でお持ちの方は自分で3Dプリントして新しいデジタルファブリケーションを楽しんでみてはいかがでしょうか?
弊社が開催している3D-CADワークショップを受講すると今回のようなパーツは簡単にモデリングできるようになります。次世代のDIYを3Dプリンターで一緒に楽しみましょう!