2014年10月24日、日本技術情報センターにて開催されたセミナーに参加してきました。
セミナー内容は「DMM.comが「DMM.make AKIBA」で新展開する斬新なサービスと『ものづくりプラットフォーム』の全貌」というお題で、株式会社DMM.com 3Dプリント事業部長である白井秀範さんを講師として現在のサービスと今後の展開について色々なお話を聞くことができました。
その際に白井さんが持ってきていた3Dプリント品のサンプルを紹介したいと思います。
マイホーム模型、気軽に導入できるマイホーム作成ソフトのデータをサイトにアップすれば、DMM側で3Dプリントデータを作成しフルカラープリントして届けてくれる画期的なサービスです。
こちらも石膏フルカラー3Dプリント、データは123D CatchつまりiPhoneアプリでスキャンしたデータをもとに3Dプリントした造形品です。
裏側や頭頂部までは形状になっていませんがここまで再現されていればかなりリアルかと思います。
同じく人の形ですがこれはアクリル樹脂を使った3Dプリントです。高精細な3Dプリント品向け
これは北野たけしさんが持っていたあのリンゴです。もちろん石膏製なのでリアルリンゴを想像しながら持つと重たいです。
かじったあとも(笑)
カラープラスチックの色見本、コチラのプリンターは法人向けプリンター、このカラーラインナップから色を選ぶことが可能です。
ナイロン3Dプリントは機構部に弾力があり、爪の部分もカチッとハマります。
これはバッテリーケースのモックアップですが、嵌合や機構は樹脂成形品と変わらない使用感があります。
個人的に以前この3Dプリンターを使って工業製品のモックアップを製作していたので、この質感が懐かしいです。
こいった機構部の設計が弊社は得意なのです。
PIXIVのロゴが入ったアニメキャラクターフィギュアもありました。
偶然なのですが、後日六本木ヒルズに行った際にPIXIV祭が開催されており、同じフィギュアが数千個展示してあるのを目撃
ナイロンプリンターで大量生産したのだと推察されますが、それにしても凄い量です。
石膏フルカラーに戻りますが、人魚モデルも海外製フリー3D-CADでカンタンに作ることができます。人+馬とか可能性は無限です。
裏側
金属による3Dプリントアクセサリー、金属の場合はワックスを光造形する3Dプリンターでマスターを製作後ロストワックス法で製作するやり方と、純粋な金属光造形による製造方法の2種類があります。
電車の模型をアクリルで3Dプリントしたものです。
電車の模型で非売品のものを自作するマニアが存在するみたいです。電車は外から見れば同じようでも、中身の仕様が微妙に違ったりするみたいです。その細部を忠実に再現したい人は自分で3Dデータを作成し模型を3Dプリントするみたいです。
唯一無二の自分だけの電車模型、電車に限らずですが、デジタルファブリケーションは物を買う時代からものを作り出す時代へと変化させていると感じます。