Genkeiさんで見たカーボン素材3Dプリント

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航空宇宙材料やF1のモノコックで使用され、金属よりも丈夫で軽い高級材料であるカーボン素材が3Dプリント素材として登場したのが一昨年のことだったと思いますが、カーボン素材による3Dプリント品を初めて生で拝見しました。
従来のオートクレープで固める炭素繊維強化プラスチックとは異なり、これは熱溶解積層法式3Dプリントを使った製品であるため、綾織などの繊維方向の強度という概念は無さそうですが、炭素繊維が入っているため通常のプラスチックフィラメントと比較しても桁違いの強度を持っています。
写真は自動車用ホイール。東京出張の際にまたまたGenkei社へ訪問させて頂きました。

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対照的に柔らかい素材で3Dプリントされたタイヤ。通常のラジアルタイヤとは異なり、トレッド面を含めちょっと面白い構造になっています。

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空気を必要としないエアレスタイヤになっています。このデザインは以前ブリヂストン社のコンセプトモデルとして見たことがあります。これで車両を支えられるのだから不思議な強度です。

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タイヤにホイールをはめ込んだ状態。柔らかい素材と硬い素材という相反する素材を組み合わせると、様々なアセンブリ品を作ることができます。今後はプラモデルのタイヤなんかもデザインの幅が広くなりそうですね。

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こちらはGenkeiさんの巨大3Dプリンターで出力したイス。強度は力士がのってもビクともしない高強度です。途中からオレンジ色になっているのは、4つのエクストルーダーのうち1つだけをオレンジにしたようです。

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おしりがはまる部分は若干のくぼみがあり、等高線でわかりやすくなっています。実際に座ってみるとシックリハマる感じが心地よいです。
そしてこのオレンジの透明具合は車のウィンカーにも使えそうに感じます。

熱溶解積層法式にようる3Dプリントの奥深さを感じるGenkeiさん再訪でした。