今回はお客様からの3Dデータ持ち込み案件、つまり弊社は3Dプリントのみを行う案件です。
このパーツはコスプレーヤーさんが使用する装飾部品のイカリです。クライアント様から大手3Dプリンターサービスビューロの価格が高いとのご意見を頂きまして、弊社の熱溶解積層法式3Dプリンターで3Dプリントすることにしました。
3Dプリント用のデータを作成します。今はお馴染みSimplify3Dを使ってサポートが除去しやすいデータを構築していきます。
しかし一筋縄では行かなかったのです。最初は高さ15mmくらいの箇所でノズルが詰まってしまい中止。2度目は高さ90mmくらいの箇所でノズルが詰まってしまいました。
これはフィラメントに含まれている顔料が多いためと推察しまして、3Dプリント速度を落とし、温度は高めに設定して3Dプリントし直します。
三度目の正直で3Dプリントに成功。予定の倍以上の時間がかかってしまいましたが、とりあえず3Dプリントできて一安心。
今後の課題として、顔料が多くノズルが詰まりやすいフィラメント専用のノズル(径を太くするなど)を改造して製作することも検討してみます。
今回はサポート除去は行わず納品です。
是非コスプレーヤーがこれを装着している写真を見てみたいですね。