連日atom3Dプリンターネタを連投してしまいまして申し訳ございません。手のかかる子ほど可愛いとは良く言いますが、atomはまさにそんな子です。
一昨年に購入して以来放置されていたCubeX用の黒PLAフィラメント。ステッピングモーター脱調など論外なトラブルが多いためCubeXは二度と使わないのですが、フィラメントだけは余っていました。
このフィラメント1kgと思っている方もいるかと思いますが、実際は600グラムしか入っておりません。それなのにお値段18,900円どんだけぼったくっているのだと思う価格ですが…
使わないのも馬鹿らしいので殻割りして中身のフィラメントを取り出してみました。
中にはφ1.75規格のフォラメントが入っておりましたので、そのままatomのフィラメントとして使ってみることに。
普通に3Dプリントできたのですが、何か様子がおかしいのです。
完成した製品の表面がガサガサで、いつものツルツル感がありません。
この後いつも使っている白フィラメントを使用して他の3Dプリントを行ってみると、ヘチマのようなスカスカな芸術的作品が出来上がり、ノズルが詰まっていることに気が付きました。
ノズルのメンテナンス方法としては、いつものヘッドをバラして、加熱した状態で入り口から棒で突っつく方法が良いのですが、ヘッドをばらすのが面倒だったので、φ0.3&φ0.4ドリルで出口側から突っついて見ることにしました。
写真はそのために買い揃えたドリルとピンバイス。φ0.3ドリルは細すぎて、針にしか見えません。針よりも細くて怖いです(笑)
結局ドリルで出口側から突っついても内部に入った塊が取れるわけもなく、最終的にはヘッドをバラしました。atomはヘッドのメンテナンス性が良く上から2本のキャップボルトを緩めるだけで、ヘッドが手前側にスライドして取り外すことができます。シッカリ入口側からノズル清掃してあげました。その後はトラブル無く造形できましたが、CubeX用のフィラメントは捨てることにしました。恐らく長期間裸で保管していたせいで空気中の水分を吸ってしまったことや粗悪な樹脂であった可能性はあります。まさに疫病神とも言えるフィラメントでしたね。