先日の記事で、ふくろうモデル造形中に樹脂切れになって、樹脂を注文したことをご報告させて頂きましたが、その樹脂が本日届きました。
いつも通りのPLA BLACK樹脂です。
中を開けるとアルミ製の袋に入ったカートリッジが出てくるのですが、いつもと違う張り紙がしてあります。
その内容は下記の通り。(抜粋)
この度はCubeX専用カートリッジをご購入頂き誠に有難う御座います。
ご購入頂きましたカートリッジは、海外生産品を入荷しており、品質確認の為、国内入荷時点でパッケージを開けて確認を行っております。
名称シール、注意シールが一部カットされた状態になっておりますが、使用上の問題はございませんのでご了承ください。
武藤工業株式会社 カスタマーサポートセンター 2014.2
株式会社札幌立体データサービスい
カットされた名称シール。この名称シールをカットしてケースを開けた時点でメーカーからの保障は無くなると言われていますが、この通り武藤工業側でカットしているので保障云々はもう関係ない感じです。
ではなぜ武藤工業はわざわざカートリッジの封印を破ってまでケースの中身を見るのか?
答えはこのカートリッジに対するクレームが多かったためと言われています。実際に弊社も被害を受けクレームを言いたかった1社です。
樹脂は、ケースの中にあるダンボール製のボビンに巻きつけられているのですが、造形中にボビンが回転しなくなり、結果3Dプリンターのヘッドに樹脂が供給されなくなり、エラーを起こして停止するという事が何度も起きました。
その度に名称シール(封印)をカットして、中で絡んでいる樹脂を直して、カートリッジを再セットして居たのですが、あまりにもトラブルが多いということで、武藤工業側で入荷したカートリッジを全検し、問題のあるカートリッジには何らかの対策をしていると推察されます。
注意文シールはカットされていませんでした。
カートリッジ内部の樹脂残量は写真のチップで管理していますが、手動で出した樹脂に対してはモニタリングできません。
何度かカートリッジの取り外しを行い、無駄に樹脂を捨てていると、残量表示よりも実際の樹脂量が少ない場合がり、今回停止した時はまさにその現象でした。
ふくろうモデル3Dプリントの続きはまた明日から再開します。
3Dプリントが完了しましたらまたコチラで報告したいと思います。