2014年9月2日、ヴォーグ学園札幌校様にて「3Dプリンターでドールハウスのイス製作」ワークショップを行いました。
このワークショップはヴォーグ学園札幌校様のアイデアである、手芸に3Dプリンターを取り入れてみたい!という強い希望から生まれた日本全国でも珍しいワークショップなのです。
今回は実際の手芸を楽しんで頂く前に、3Dプリンターとはどういうものなのか?3Dプリンターを使うとどんなことができるのかをスライドを使って説明させて頂きました。
今回お集まり頂きましたのは10名の奥様方、3Dプリンターでこんな物を作ってみたい!こんな物は作れるの?3D-CADって難しいの?などたくさんの質問を受け、講師としては大変嬉しく思います。
最後の質疑応答では数多くのご質問を頂きまして、皆さんが3Dプリンターに物凄く興味を持っていることが熱く伝わってきました。
スライドによる講義の後は、本題であるドールチェア用のイスを製作しました。このイスは先のビジネスブログでも紹介したように私があらかじめデータを作成し、ナイロン素材で3Dプリントした完全3Dプリント造形品でございます。
今回の塗料はアクリル絵の具のようですが、色の塗り心地をきいてみると、染みこむように色が入っていくから塗りやすいとのことでした。
ナイロン樹脂は塗料の含浸もすこぶる良く、スプレー塗装でも塗装ノリが良好な樹脂です。
そして受講生の奥様が完成させたのがこのイスです!正直私もこの質感や完成度には驚きました!生で見ると本当に木材を使って製作したかのような質感です。
使い込んだ感を出すために、下に別の色を塗った後に本命の色を塗り、サンドペーパーで削り下地の色を出します。
今回はDEPOツクモ札幌法人営業部さんのご協力で3Dプリンターのデモを行いながらワークショップを行うことができました。
ご協力ありがとうございました。
今回の3Dプリンターと手芸のコラボレーションワークショップを通して、3Dプリンターを紹介する前に3D-CADの学習需要のほうが遥かに高いということがわかりました。
今後は無料のプロダクト系3D-CADを通して3Dデータを作成できる人が増えるべく、多くの3D-CAD操作講習を行っていく予定でございます。