世界初!神棚を3Dプリンターでカスタマイズ!

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最近DIY関連記事を多く書いておりますが、今日は3Dプリンターによる神棚のカスタマイズ記事を書いてみたいと思います。
神棚に手を加える事は神様に対して失礼であるという人も居ますし、神棚自体を3Dプリントしてみてはいかがですか?と言う人もいて実に二極化しています。
作ろうと思えば3Dプリンターで神殿をまるごと作ることも可能です。今回は既存の神棚を3Dプリンターで作ったパーツを使ってカスタマイズすることにしてみました。

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最初から神殿に手を加えるのも恐れ多いので、神棚の台からカスタマイズしていきたいと思います。

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台の下には板が突起している部分がありちょっとした小物との衝突で傷がついてしまうので保護カバーがあると便利です。

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SolidWorksを使ってデザイン開始!単なるカバーではなく神棚っぽいデザインでカットを入れてみます。

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3Dプリンターの造形範囲の関係で一体にできず2パーツに分けての造形となります。
2パーツになっても継ぎ目がわからないように形状を工夫していることろがポイントです。

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3Dプリント完了、カット部分が細くなっているため若干糸引きを起こしていますが、ニッパで糸切して丁寧に仕上げます。

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実際に棚に取り付けてみました。狙い通り継ぎ目は目立つことなく一体型で製作したような完成度です。

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先端形状は板と同じR形状にしてピッタリフィットするようにしています。

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反対側はドアの縁に干渉する箇所がありそこは予めモデリングでカットしておいたのでシックリハマります。

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左右合わせて4本構成になっており、外側には装飾の彫込を設けて内側は普通の壁にしました。

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次に神殿をのせる棚板の角もむき出し状態で傷がつきやすいので保護カバーをデザインします。

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両端の角だけだと寂しいので真ん中にも雲デザインの装飾を付けることにしました。

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コチラも3Dプリントして角に取り付けます。全体的なバランスは後の写真で。

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カバーが付いていない部分は白木がむき出しになっているので、装飾パーツをモデリング

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2個3Dプリントして正面に貼り付けます。

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装飾を貼り付けました。神殿の階段に付いている装飾のデザインを取り入れたのでそれほど違和感ありません。

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次に神殿の裏にある台本体を固定する棒を保護するためのカバーが欲しくなり

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モデリング。真ん中のザグリはネジ頭を交わすためのものです。

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約6時間の造形時間をかけて4個3Dプリント。

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表側からみると綺麗です。まるでカーボンファイバー。取り付けた写真は後ほど。

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次に棚のサイドも単なる木目で寂しい感じです。更に三つ巴の神棚幕を付けられなかったので、ここに三つ巴をデザインした装飾を施すことにしました。

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SolidWorksで三つ巴をモデリング。Googleの画像検索で三つ巴や神紋を検索してみましたが、この三つ巴実のモデリングが結構難しかったです。さすが神紋!

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3Dプリントデータを作成、この段階で三つ巴のマークが出てきてちょっと感動します。

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厚みは2mmで造形、3Dプリントプリント時間は45分。左右合わせて1時間半程度でした。神紋がこうして立体になると更に感動です。

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神聖な三つ巴の紋章をデジタルファブリケーションで再現してしまい恐縮してしまいます。しかしこれは神具です。

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完成品を棚のサイドに貼りました。神棚が更に神聖なものになった錯覚。白木とのマッチングがいい感じです。

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ではビフォーアフターしてみましょう。まずは3Dプリントによるカスタマイズパーツを付ける前の神棚台

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そして3Dプリンターによるカスタマイズパーツを取り付けた神棚(神殿にはまだ手を加えておりません)
ケヤキに黒いパーツはよく見るのですが、白木に黒いパーツの組み合わせはないので新鮮なのですがすべてのパーツが神具関係のデザインを取り入れているため違和感はなく、カスタマイズ&グレードアップした感じになっております。

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あとは神様がこのカスタマイズを気に入って頂けるかだと思います。カスタマイザーである弊社は神の事を想って神棚をカスタマイズしているので、その想いは伝わるかと思います。
次のカスタマイズは神殿本体へのカスタマイズになりますが、すでにパーツの構想は色々。自分だけのオリジナルカスタマイズ神棚も3Dプリンターが存在する今では簡単に作ることができます。
大きなパーツはありませんので材料費もかかりませんし、いつものDIYパーツと同様無料3D-CADで簡単にモデリングできる形状ですので、3Dプリントにプリンターさえあれば誰にでも簡単にできるカスタマイズです。