札幌医科大学に肺血管気管支3Dプリントモデルを納品しました

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先日、札幌医科大学の呼吸器外科様に、肺血管と気管支の3Dプリント一体型モデルを納品させて頂きました。
(実物原寸大サイズ)

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今回使用した素材はナイロン素材(ポリアミド)です。血管のような細いモデルの場合0.8mm程度までは再現ができますが、強度が無いため取り扱いには大変苦労しました。

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3Dプリントモデルの元になったのがコチラのダイコムデータから抽出した肺血管及び気管支です。(CTスキャン)札幌医大様側からのご提供です。
肺血管を3Dプリントする場合は、造影を必須としております。またスライスピッチはできるだけ細かい方が綺麗な3Dモデルが出来上がります。今回のスライスピッチは5mmでしたので若干粗めです。
※ダイコムデータの入稿は原則として個人情報を消した状態で行います。

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ナイロン素材は塗料との親和性が良く、染み込むように塗料が浸透していきます。動脈及び静脈を色別にして着色することも容易に行えます。

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コチラは肺血管のみのモデルです。この様に気管支と肺血管を組み合わせた状態で3Dプリントすることも可能ですし、別々で3Dプリントすることも可能です。

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気管支のみの3Dプリント。ちなみに一体型で3Dプリントすると後から別々にはできません。

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弊社では肺血管気管支のみならず、ダイコムデータから人体の様々なパーツを抽出し3Dプリントすることが可能です。
若手ドクター向けの教材での利用や、手術前カンファレンスなどにも使うことができます。

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また人間のみならず、動物を撮影したダイコムデータからの3Dプリントも可能です。
(写真は犬をCTスキャンし骨のデータのみを抽出し3Dプリントした例)

CTスキャンやMRIのダイコムデータからの3Dプリントのことでありましたらお気軽にご相談ください。
今回納品致しました肺血管気管支の3Dプリントモデル全ての写真は下記ギャラリーからご覧になれます。