プラモデル部品だって高精細3Dプリント

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今日は先日行ったプラモデル部品の3Dモデリング&3Dプリントをご紹介したいと思います。
最初にお客様から持ち込まれた部品があり(写真を撮り忘れてしまいまして申し訳ございません)プラモデルのパーツの一部でした。
既存のパーツの円柱部分の位置関係が悪いようで、このパーツを使う多くのユーザーが全く同じ不満を抱えているようで、お客様からのご指定で円柱部分を既存の位置より3mm外側に移動し使い勝手を良くしました。

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コチラは製品の断面になります。ちょうど半分の位置。
この形状は金型で実現するのは難しく(肉ヒケを起こしてしまうため)まさに3Dプリンターならではのパーツとなります。
クリアランス設計や嵌合にも細心の注意をはらい、外径は片側で50μm太くして、逆に内径は片肉50μm細くしました。
どちらに転んでも削って調整できるようにしておきます。

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そして3Dプリントされたものがコチラになります。
今回は物が小さく(全長24ミリ程度)高精度が要求されておりましたので、アクリルの光造形で行いました。
アクリルブラック、ちょっと透明度もある外観です。

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ランナーも付いているため、パッと見は本当にプラモデルのパーツに見えます!
以上のように3D-CADと3Dプリンターを用いる事により、今まで作ることができなかったオリジナルのプラモデルパーツも自在に作ることができます。
CAD鉄という言葉が登場して一般の人も3Dプリンターでデジタルファブリケーションを楽しめる時代ですし、コンシューマ向け光造形機も登場している時代です。是非3D-CADをマスターしてオリジナルプラモを作ってみてはいかがでしょうか?

弊社ではこれから3Dプリンターを使う人を対象とした3D-CADワークショップも行っております。
お気軽にお問い合わせくださいませ。