Maker Faire Tokyo 2014 アクリル樹脂に藍染めを施した3Dプリント品

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3Dプリントサービスビューロ、3D関連のクラウドソーシングとして名高い「rinkak」さんブースに展示されていた造形品はちょっと一味違ったものでした。
(バナナはシート積層法によるもので、持った感じは木に近いです)

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それがコチラのアクリル樹脂による3Dプリント品、色が独特だと思いませんか?
この藍色はまさに藍染めで染めた藍色なのです。これぞ日本の伝統芸術と3Dプリンターのコラボレーションですね。
元々粉末焼結方式(SLS)のナイロンや光造形方式(STL)のアクリルに着色するサービスは存在しておりましたが、着色の方法に藍染めを用いたのは初めて見ました。

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肉厚なパーツにもシッカリ染みこんでいるようです。染料が出てこないような薬剤も施しているとのことでした。

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コチラは薄い網目状の3Dプリント品

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素材がナイロンなので、弾力がありグニャグニャしています
こんな繊維状の造形品を見るとファッション業界でも3Dプリント品が使われる理由もわかりますね。

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熱溶解積層法(FDM)でもここまでできれば、コンシューマ向け3Dプリンターで作りたいものは山ほどあります。

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これは名刺スタンド(写真がブレブレで申し訳ございません)
射出成形では絶対に成形できないカタチ

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典型的な3Dプリントモデルですね。SLSはサポート材除去作業の手間が無いため中身空洞のこういったモデルは得意分野です。

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金属系の3Dプリントも対応、ポリゴンが粗いライオンがまた味があって良いですね。

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コチラもよく見かける石膏モデル
rinkakさんのマーケットプレイスの仕組みについては昨年の日本技術情報センターのセミナーで学びましたが、大手のサービスビューロはshapewaysに影響を受けていることがよくわかります。
これからは逆に日本オリジナルの3Dプリントビジネスモデルも見てみたいですね。