2年前のケイズデザインラボ社訪問

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この記事は別のブログで掲載していましたが、こちらでも紹介したいと思います。
2年前の2013年8月に渋谷ファブカフェさん2階にあるケイズデザインラボ社を訪問しておりました。目的はもちろん3Dプリンターや3Dスキャナといった最新機器を見学するためです。

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ショールーム自体は株式会社イグアス社のCUBEという展示スペースになっていました。

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中はまるでおしゃれな美容室を思わせるおしゃれな雰囲気で、各種3Dプリンターでプリントされた造形品がズラリと並んでいます。

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それもそのはず株式会社イグアス社は3D SYSTEMS社製3Dプリンターの日本総代理店になります。下のファブカフェにCUBEが並んでいるのも納得です。

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株式会社 ケイズデザインラボ
URL:http://www.ksdl.co.jp/
〒150-0043東京都渋谷区道玄坂1-22-7道玄坂ピア2F
電話:03-6416-5216 Fax:03-6416-5217
※ショールームは事前予約制

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この当時はiPhone6はおろかiPhone5Cや5Sすら無い時代、最新のiPhoneは5でした。このiPhoneケースの凄い所は表面の革シボや木目のシボが全て光造形でリアルに再現されているところです。これを金型で作る場合は金型自体も高価ですしシボ加工も高価で一般の人には到底開発できない品物でしたが、こうして金型なしに1パーツから作れることは当時画期的でした。

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ライオンのこれらパッケージは先日訪問したストラタシスジャパンでも見ましたが、ライオンは色々なメーカーの3Dプリンターを持っているのでしょうか?
これは注ぎ口の開発で3Dプリンターが使われた例です。柔軟剤など普段使っていて液ダレしないのが今や当たり前ですが、影にはこうした努力と研究があったのです。

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当時のコンシューマ向け3DプリンターといえばこちらのCUBEが有名でした。テレビにもたくさん登場していましたね。現在の熱溶解積層法式の3Dプリンターと比較すればおもちゃ程度の性能ですが、当時コレが注目されていました。

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ここに展示されている3Dプリンターはただ展示されているだけではなく本当に稼働していることも特徴でした。(3Dプリントサービスも行っている)
当時はまだDMMが3Dプリントサービスを開始する直前で、3Dプリントサービスビューロも今ほど多くなかった時代です。

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実は去年に3D道場でこちらのショールームに再訪しているのですが、ココの近未来的な雰囲気は今でも好きです。右手奥にはフリーフォームなどの機材左奥には高級な3Dスキャナが設備されております。

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フリーフォームも体験させて頂きました。この時に画面上に写っている人が根津さんという人と説明を受けたのですが、今思えばもしかして根津孝太さん?
根津さんの顔を削ったり盛り上げたりしてフリーフォームの不思議な感覚を体験させて頂きました。

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こちらがドイツ製オーダーメイド製作の3Dスキャナ「bodySCAN」です。
様々な角度からのゼブラストライプを照射し、たったの6秒で全身3Dスキャンできる技術は2年後の今でも凄い3Dスキャナです。お値段たしか数千万円とか…
ちなみにこの訪問の数日前に壇蜜さんの全身スキャンをしたそうです。

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PROJET HD3500 Plus
後継機種として現在活躍しているのが、ProJet 3500HD Maxですが、この機種もハイエンド機であるため現在でも高精度な3Dプリントができます。

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この日印象的なだったのが3Dプリント(光造形)された貝殻が水槽に入れられていたこの光景です。光硬化樹脂の有害性検証のために水槽に入れて魚を泳がせていたらしいのですが、特に問題なくそれどころかプリント品の表面にコケが生えるくらい馴染んでいることに驚きました。

以上2年前にケイズデザインラボ社を訪問した時の話でした。