旭川市工業技術センターに寄贈されたGenkei社製Trino2

先日出張で旭川市に行く用事がございまして、久しぶりに旭川市工業技術センター様に寄らせて頂きました。
旭川市といえば、先月に開催されました3Dプリンター組み立てワークショップの際に、Genkei社から寄贈されたデルタ型3DプリンターTrino2が利用できるようになっております。
一度デルタ型3Dプリンターを操作してみたかったので、試しに操作させて頂きました。

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北海道内でデルタ型3Dプリンターを見られるのは恐らくはココだけだと思います。
三本のアームが伸びていますが、それぞれがX軸、Y軸、Z軸のアームです。
見るからに未来的な3Dプリンターです。ヒーテッドベッド面は円形で、円柱状の造形物を作るには最適な構造となっております。
造形範囲はX165×Y165×Z262mm

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レーザーカッターで作られた専用プレート。旭川市の専用機ということですね。

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実際にTrino2で3Dプリントされたコップ。写真では伝わりませんが物凄く薄いのです。薄いけど複雑な形状。
精度が高いプリンターであるからこそできる3Dプリント品であるといえます。

実際に3Dプリントしている動画です。
動きはとてもなめらかで、軽快に動きます。精度も高く曲面を3Dプリントしてもなめらかか仕上がりでした。

今回3DプリントデータはKISSlicerとSimplify3Dの2種類でテスト。
先日のブログでも書いた通り、弊社はSimplify3DをGenkei社から購入しておりますので、atomやTrino2用の設定ファイルをダウンロードしてインポートすることができます。
インポートした設定に自分なりの塩コショウを加えて微調整し、テストプリントに成功しました。
使用材料はPLAでしたが、ABSでのテストも行ってみたいですね。どうやって庫内温度を保つかの課題はありますが、この精度で3Dプリントできるなら本当に欲しい1台です。