ムトーエンジニアリングがCuraのサポートを開始

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ムトーエンジニアリングから販売されています個人向け3DプリンターMFシリーズのスライサーソフトは従来「slic3r」でしたが、新たに「Cura」のサポートも開始したとのリリース情報が本日メール入ってきました。(ムトーエンジニアリングHPでは昨年12/11にアナウスされていたみたいです)
弊社のビジネスブログでも度々取り上げたスライサーによる造形精度比較、正直slic3rの造形精度はよくありませんでした。弊社もほどんどはKISSlicerという別のスライサーを使用してMFシリーズの3Dプリンターを稼働させており、slic3rを使ってMFシリーズを動かすのは2割以下くらいです。
Curaはまだ試したことがないスライサーソフトですので今後、CuraとKISSlicerの比較実験なんかもビジネスブログに書いていければと思います。
サポート対称3DプリンターはシングルヘッドのMF500シリーズ、MF1000シリーズ、デュアルヘッドのMF2000シリーズ、つまりはすべてのMFシリーズで使用可能とのことです。

ムトーエンジニアリングが公表するCuraの特徴は下記の通り
1.Slic3rと比較して、もろいサポート材を生成可能。
サポートの設定条件にもよると思いますが、設定範囲がどれくらいなのか、どんなパターンのサポート形状が用意されているのか楽しみです。
2.底面・上面を隙間なく塗りつぶすこと可能に。
確かにslic3rを使用していると隙間が多く樹脂が入り込まないエリアが多かったです。KISSlicerを使っても埋まらない場合もあるので、Curaの埋める能力に期待です。
3.STLファイルの回転や拡大縮小等、編集が可能に。
slic3rでもKISSlicerでもXY平面上でのZ軸回転は可能でしたが、それ以外の回転軸での回転が不可能でしたがこの辺がどうなっているのかも楽しみなところです。拡大や縮小もslic3r、KISSlicerでスケール変更可能でしたが、他にどのような編集が可能なのかも気になるところです。
4.デジタルカメラで撮影したJPEG画像から3Dプリント品可能
コレに関しては全く謎です。使ってみないとわかりませんが、Curaはモデリング機能が他のスライサーソフトよりも強そうですね。

MFシリーズ用のCuraのダウンロードは下記ページから可能です。
http://www.mutoheng.com/~drafter/device/3d_download.html