様々な3Dプリント用フィラメントを取り寄せてみました

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atom3Dプリンターを導入したからにはやってみたいのが様々な素材を利用した3Dプリントです。
そこでeSUN製3Dプリンターフィラメントお試しセットを取り寄せてみました。

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透明の袋に入っていますが両面から見ないとわからないくらいの数多い種類のフィラメントが入っています。これでお値段は2000円くらい。様々なフィラメントを試験的に3Dプリンターフィラメントをテストしてみたい人には丁度良い長さで、だいたい3メートルくらいはあります。

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合計12種類のフィラメントが入っていました。このサンプルセットはφ1.75と記載されていたのにもかかわらず、φ3.0フィラメントが2種類入っていました。これはMF-1050で使うことにします。

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PVAもありますが、eSUN製PVAフィラメントとムトーエンジニアリングPVAフィラメントのボビンが全く一緒の所から推測すると、ムトーはeSUN製を純正採用しているの推察されます。価格は圧倒的にeSUN製が安く、物は同じであるためeSUN製を購入するのが賢い買い物だと思います。

クリーニングフィラメントとは、ノズルに詰まった不純物などを除去するためのフィラメントで3Dプリントを目的としておりません。

eSUN製の木質フィラメントも同梱されており、後に別途ブログで紹介しますが、サインスマート製木質フィラメントとは全く色も硬さも異なる上がりになりました。個人的にこの木質フィラメントは好みです。

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HIPSとは耐衝撃性ポリスチレンのことで、その名の通り耐衝撃性に優れたポリスチレンで各種外装部品に使用されます。色が黄緑であるのは謎です。

conductiveとは通電性、導電性のあるフィラメントで、こういった通電性や導電性を持ったフィラメントは最近になって各種出始めてきています。どんだけ電気を通すのかは別途ブログでレポートしたいと思います。

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UV to REDフィラメントは恐らくは紫外線を当てると赤い色に変化するフィラメントのようです。まだテストしていないので何とも言えないのですが。

ナイロンは結論から言うとABSと同じように環境温度に影響を受けるため、囲んで庫内を70℃くらいにしてプリントしないとうまく造形できません。

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3Dプリント途中にヒーテッドベッドからメリメリ剥がれてしまいました。

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Flexibleとは柔らかいフィラメント素材で、ゴムのような質感です。

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ぐにゃぐにゃ曲がります。

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温度設定も記載されておりましたが、アバウト過ぎて困ります(笑)できればヒーテッドベッドの設定温度も記載して欲しいですね。

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これは先日取引先に納品したフィラメントの数々、木質フィラメントや銅フィラメントなんかも取り寄せました。

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こちらは弊社でストックしているatom用のPLAフィラメント、まだまだ色ラインナップは増やします。

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銅フィラメントはカラーファブ製のフィラメントです。持ってみたいとわからないのですが物凄く重たいです。別途ブログで紹介しましがサンプル造形には成功しております。
銅フィラメントはノズルを詰まらせやすいという噂を聞いており、事前にGenkeiさんにプリント条件を聞いておりまして、その通りにプリントしてみると成功しました。推奨はφ0.5mmノズルですが、条件さえ設定できればφ0.4ノズルのatomでもシッカリプリントできます。

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これはサインスマート製木質フィラメントです。eSUN製と比較して色が濃く、茶色っぽい質感です。別途比較報告します。

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これも珍しいPETフィラメント。Formfutura製ということでオランダからの特別輸入品です。

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3Dプリント条件としてはPLAに似ていますが、弊社ではちょっと条件を変えて3Dプリントしております。フィラメントが透明でクリスタル的な輝きがありますが、造形品はすりガラス的な仕上がりとなります。

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そしてムトー製のPVAです。これはMF-2000用に購入しているものですが、やはりeSUNがOEM供給しているようです。リールが全くeSUN製と同じです。

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見た感じ乾麺パスタかのような質感です。水に弱いので防湿はシッカリ行います。

以上の用に色々なフィラメントを取り寄せておりまして、今後その造形実験をatomで行いその報告を掲載して行ければと思いますので報告をお待ち頂ければと思います。