Genkeiさんに訪問してきました

先日のことですが、3Dプリンターの製作、販売、そして3Dプリンター組み立てワークショップを行っているGenkeiさんを訪問してきました。

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オフィスに入ると広々とした作業空間があり、天井も高く素敵な開放感を感じます。
3Dプリンターに関する部品や3Dプリンターが並んでおります。
コチラでは毎週土曜日に3Dプリンター組み立てワークショップも実施しております。電子工作などを行っている雰囲気が伝わる魅力的な作業スペースです。

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Genkeiさんからリリースされております3Dプリンター、atom、Trinoが並んでおります。
デルタ型の3Dプリンターが動いているのを見れることは北海道企業としてはとても珍しいことですので、貴重な動作を見せて頂きました。
atomの造形品を見せていただきましたが、さすが50ミクロンの造形精度はFDMらしからぬ表面のツルツルさでした。
FDMでも設定を煮詰めるとここまで極められるものというのは大変参考になりました。

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Genkeiさんの3Dプリンターの魅力といえば何と言っても、使える素材の豊富さです。
通常の熱溶解積層法の3DプリンターではABSとPLAが造形できますが、Genkeiさんの3Dプリンターは同じ熱溶解積層法でありながら、ナイロン、超軟質PLA、ポリカーボネート樹脂、石膏ライク樹脂、木質樹脂、ブロンズライク、エラストマー樹脂、PETなどなど細かく振り分ければ20種類近い素材を扱うことができる凄い3Dプリンターです。
個人的に熱溶解積層法(FDM)の可能性を物凄く広げている日本で唯一の会社かと感じております。
(写真はブロンズライク樹脂で造形した造形品、磨くと光沢が出てきます)

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こちらは3Dプリンターで出力したスリッパですが、普通だと硬い造形品を想像するかと思います。

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しかしこれはゴム素材で3Dプリントされているため、ぐにゃぐにゃ曲がります。

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この通りスリッパすべてがぐにゃぐにゃです。これがFDMで造形したものと思うと、3Dプリンターの可能性ってまだまだ広いと感じてしまいます。

合同会社GENKEI
http://genkei.jp/

現在弊社ではGENKEI社の3Dプリンター組み立てワークショップを北海道でも開催しようと企画しております。
3Dプリンターの機構を理解して、自分の愛機3Dプリンターを作ってみませんか?
ワークショップに参加後はRepRap Community Japanに参加し、色々な3Dプリンター製作者と情報交換が可能です。
PCを自作した経験がある方、メカが好きな方、電子工作が好きな方には魅力的なワークショップになるかと思います。
専門の講師は東京からきてくれますのでご安心ください。1日のプログラムで3Dプリンターを組み立て、自分の3Dプリンターで実際に物を造形してプリンターを持ち帰れます。

市販の3Dプリンター購入とは違い、組み立てワークショップに参加することによって得られるメリットは色々あります。
機構や仕組みを学ぶことによって3Dプリンターを自分でカスタマイズしたり、メカニカルトラブルが起きた時に自分で修理できたり、自分オリジナルの3Dプリンターを3Dプリンターを用いて増殖させることも可能です。

3Dプリンター組み立てワークショップにちょっとでもご興味がある方、是非お気軽にご連絡ください。